趣意書
ICABE「九州・中国ビジネス研究会」スタートについて
2007年1月15日
九州大学ビジネススクール
東アジアの経済社会はWTO加盟と経済グローバル化の中で持続的発展を遂げる中国経済の台頭と共に新たな時代を迎えています。「資本は国境を越える」といいますが、これまでの国と国の枠組みを越え、国境を跨いでの企業同士の連携・ネットワークが活発になっているのもこの時代の特徴です。
九州の企業も否応なしに、こうした時代に立ち向かっています。時代をキャッチアップし、アジアや中国を経営の中にどう取り込んでいくかが事業の成否を決めると言っても過言ではありません。
私たち「九州・中国ビジネス研究会」発起人一同は、これまでアジア・中国のビジネスの前線で戦って来た者が、蓄積したノウハウを後進に伝えると同時に、お互いの情報交換によって切磋琢磨していく場を設けることに賛同し、九州大学ビジネススクールが中心になって推進している「アジアビジネス教育国際コンソーシアム(略称:ICABE)」の一環として研究会をスタート致します。
本会は会員制とし、会員は発起人の推薦により登録可能です。
九州の産官学の幅広い皆様のご登録を歓迎いたします。
1. 発起人
発起人代表(座長)
永池克明(九州大学経済学研究院&九州大学ビジネススクール教授)
発起人(あいうえお順)
居城克治 (福岡大学商学部教授)
大島淳司 (正興電機製作所特別顧問、九州日中関係学会名誉会長)
国吉澄夫 (九州大学アジア総合政策センター教授)
鮫島重喜 (学校法人久留米ゼミナール校長)
出頭則行 (九州大学経済学研究院&九州大学ビジネススクール教授)
立石揚志 (西南学院大学商学部教授)
中村裕昭 (九州大学経済学研究院&九州大学ビジネススクール教授・専攻長)
中山良一 (アジアソリューション(株)代表取締役)
村藤 功 (九州大学経済学研究院&九州大学ビジネススクール教授)
山本駿一 (昭和鉄工株式会社 代表取締役社長)
2.後援組織
九州大学アジア総合政策センター
専修学校久留米ゼミナール
(株)アジアソリューション
3. この会の特徴
本研究会では、豊富なアジア・中国ビジネス経験を有する発起人を中心として会員相互間の「情報共有の場」「ビジネス教育の場」「人のネットワーク形成の場」を設けようとするものです。ゲストスピーカーも含めた豊富な講師陣による実践的な話を聞き、お互いにディスカッションをしながら切磋琢磨し、結果として九州企業の中国事業の発展に役立つことを願っています。
母体となっている九州大学ビジネススクールや後援組織は九州地区の産官学とのつながりを有するのみならず、中国の主要大学のビジネススクールや中国社会科学院などの機関との交流もあり、また同時に、首都圏の日中経済協会や日中投資促進機構等の日中経済団体との交流も緊密です。
また、この研究会ではビジネスの実践知識以外でも、日中の基底文化や歴史に関するテーマも積極的に取り上げていく予定ですので、幅広い知識と知恵を学ぶ場としても有効です。
4. 運営方法
毎月一回午後6:30−8:30福岡市内天神地区(アクロス等)で研究会を開催します。
会員制ですので、まず発起人から推薦を受けて事務局に登録頂き、開催ごとに事務局にお申し込みください。年会費は徴収いたしませんが、毎研究会当日弁当・お茶含めて会費として2000円頂きます。毎回講義終了後食事をしながらの自由討議と致します。
研究会開催通知はメールでご案内いたしますので、会員登録時メール番号も併せご登録ください。
5. 当面の研究会日程と講師・テーマ
第一回: 2月22日(木) 場所:アクロス福岡6階会議室
講師:九州大学経済学研究院 永池克明教授
テーマ「東アジア企業間国際競争と工程分業ネットワーク」
第二回: 3月23日(金)
講師:(株)アジアソリューション 中山良一社長
テーマ「中国ビジネスの光と影―体験的中国ビジネス論」
*ICABEの趣旨等はICABEのホームページ参照 http://www.icabe.org/
連絡先/事務局:九州大学ビジネススクール・ICABE担当藤村まこと
092−642−2503 E-mail:mfuji@en.kyushu-u.ac.jp
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